よくあるご質問

▶北海道産小麦粉の特徴としては、やや粘りのある生地となり、食感はもちもち感が強い傾向があります。一方、外国産小麦粉では、原産国により差はありますが、概ね引きが強くしっかりとした生地となり、ボリュームも良く、口溶けが良い傾向があります。目的の食感に応じて使い分けてはいかがでしょうか。

▶一般的にたん白質（グルテン）の含有量が多いものを強力小麦粉、少ないものを薄力粉と呼びます。小麦粉は生地にするとたん白質の一種であるグリアジンとグルテニンが結びつきグルテンが形成されますが、強力粉はたん白質の含有量が多く強いグルテンが形成され、パン、餃子の皮などに適しています。薄力粉はたん白質の含有量が少なくグルテンが形成されにくいためケーキ、菓子、天ぷらなどに適しています。また、中力粉はうどん、お好み焼き、たこ焼きなどに適しているものですが、以前は強力粉と薄力粉の中間という説明をされていました。正確にはより薄力粉に近いものです。北海道産小麦の多くはこの中力粉の原料となります。このように用途に合った小麦粉を選ぶことが大切です。

▶現在、遺伝子が組み換えられた小麦は商用栽培されていません。また、遺伝子組み換え小麦が市場流通されても積極的に使用する予定はありません。他社一部に「非遺伝子組み換え小麦使用」という表示がなされたものがありますが、市場流通していないため、不当表示にあたります。

▶外国産原料は、放射性物質を含む粉じんを浴びる危険性のないよう、屋内で保管管理を行っています。また、国内産原料（弊社の場合、北海道産小麦）は、空間放射線量、上水（水道水）、農地土壌、降下物、及び稲わら等に関する放射性物質検査が定期的に実施され、平常レベルであることが公表されている間は、農産物に影響は無いものと考えております。今後も随時公表されるデータを監視対応していきますので、安心してご使用下さい。

▶残留農薬等のポジティブリスト制が施行されており、一定量を超えて農薬等が残留する食品の販売等を禁止しています。弊社では外国産小麦は各検査に合致した小麦、北海道産小麦は登録された農薬を適正に使用し生産工程リスク管理された小麦のみ受け入れることとしています。これらから、安全性が担保されていることから小麦粉においてご心配なくお使いください。